年末年始に豊島へ子連れで行こうと決めたものの、宿がなかなか埋まらない。そう感じている方は多いのではないでしょうか。
正直に言うと、豊島は宿の絶対数がそもそも多くありません。瀬戸内国際芸術祭の会場として知られる島ですが、宿泊施設は限られていて、年末年始という繁忙期に子連れで泊まれる場所を探すのはひと苦労です。
個人的に調べてみて分かったのは、豊島に泊まれる宿は一戸建てタイプの貸切宿が中心だということ。ホテルのようにフロントスタッフが常駐している施設は少なく、その分、キッチンや洗濯機など「家族で自由に過ごせる設備」が整っている宿が多いという特徴があります。フェリーの便数が普段より少なくなりがちな年末年始は、島に渡ってから慌てないよう、早めに宿を決めておくのが安心です。
この記事では、豊島に実際に泊まれる宿を3軒と、豊島の予約が難しかったときの受け皿になる高松市内の家族向け宿を3軒、あわせて紹介します。
宿選びの目安(まずは比較表で見る)
6軒の特徴を並べると、こんな違いがあります。価格は2026年9月時点の目安で、2名1室1泊の料金です。
| 宿名 | 設備・特徴 | 配慮ポイント | 参考価格 |
|---|---|---|---|
| とくと・豊島 | キッチン・洗濯機・乾燥機付きの一戸建て | 幼児を含め最大6名まで宿泊可 | 15080円〜 |
| ホテル聚 | シングルベッド×2の部屋あり、バスタブ付客室も選べる | 部屋タイプが豊富で家族構成に合わせやすい | 11733円〜 |
| 豊島のリトリート由田果 | 古民家を改築、キッチン・調理器具・食器あり | 自炊できる設備がそろう | 18560円〜 |
| Alphabed高松瓦町 | ロフト付ペントハウス、洗濯機・電子レンジあり | 最大5名まで宿泊可、瓦町駅から徒歩約2分 | 4539円〜 |
| 高松裏路地 | ベビーベッドあり | 乳児連れでも荷物を減らせる | 情報なし |
| グランドベース高松 | セルフチェックイン方式のアパートメント型 | 商店街を徒歩で散策できる立地 | 2240円〜 |
こうして並べてみると、豊島側の3軒はどれも「家族単位で借り切る」タイプで、高松側の3軒は「駅から近くて動きやすい」タイプだと分かります。年末年始にどちらを軸に旅程を組むかで、選ぶ宿はかなり変わってきます。
豊島に泊まれる宿
豊島に実際に泊まれるのは、このあたりです。数は多くありませんが、それぞれ性格がはっきり違います。
幼児も含め最大6名まで泊まれる一戸建て「とくと・豊島」

とくと・豊島は、自然に囲まれた一戸建てタイプの宿です。プラン名にも「最大定員6名(幼児含む)」とある通り、三世代や複数家族での利用を想定した造りになっています。
キッチン・洗濯機・乾燥機・電子レンジ・エアコンが揃っているので、年末年始で外食店の営業が読みにくいときも、島で買い物さえ済ませておけば自炊で乗り切れるのが心強いところです。
最安値の目安は15080円ですが、紹介されている一戸建てプラン「豊島のリトリート【とくと別館】自然に囲まれた癒しのお宿(最大定員6名、幼児含む)」は58,000円。1泊あたりの単価で見ると、人数が多いほど割安になる計算です。ただし、アクセスは宇野駅から車で約53分。島内での移動手段は事前に決めておいたほうがよさそうです。
部屋タイプを選べる「ホテル聚」
ホテル聚は、家浦港から徒歩15分という立地の宿です。公式サイトの紹介では「ダイニング付きのはなれのあるお部屋。ダイニングは中庭に面した大きな窓を持ち、明るい光が差し込みます。」と紹介されている客室があり、写真だけでは伝わらない採光の良さがうかがえます。
部屋タイプはかなり細かく分かれています。シングルベッド2台の部屋、キングベッド1台の部屋、バスタブ付き・シャワーのみの部屋など、公式サイトには20を超えるパターンが載っていました。子どもの年齢や人数に合わせて、寝具の組み合わせから選べるのは大きな安心材料です。
セルフコインランドリーコーナーが無料で使えるのも、年末年始の長めの滞在にはうれしいポイント。最安値の目安は11733円、素泊まりのスタンダードプランは41,250円です。
湯船に浸かりながら中庭の景色を眺める、そんな時間を子どもと一緒に過ごせる部屋もあります。
自炊もできる古民家宿「豊島のリトリート」
豊島のリトリートは、公式サイトによると「瀬戸内海を望む古民家を改築した宿。美しい登り梁や大黒柱、土壁や漆喰壁など、昔ながらの日本建築の趣をそのままに、水回りなどの設備は最新のものにリノベーションしており、快適にお過ごしいただけます。」という宿です。
古い建物の雰囲気を残しながら、水回りは最新設備にリノベーション済みというのは、小さな子ども連れには特にありがたい条件です。キッチン・調理器具・食器・洗濯機・乾燥機・電子レンジも揃っているので、豊島のリトリートに滞在する日は自炊中心で過ごすこともできます。
駐車場ありで、宇野駅からは車で約52分。最安値の目安は18560円です。
窓の外に瀬戸内海が広がる古民家で、年越しの静かな時間を過ごす。そんな年末年始も悪くありません。
年末年始の豊島が予約しづらいときの高松市内という選択
豊島の3軒はどれも部屋数が限られる宿です。年末年始に予約が埋まってしまった場合、高松市内に拠点を置いて、フェリーで日帰りアート巡りをするという組み方も現実的です。ここからは、高松市内で子連れに配慮のある宿を3軒紹介します。
瓦町駅から徒歩約2分、家族向けロフト付き「Alphabed高松瓦町」

Alphabed高松瓦町は、ことでん瓦町駅から徒歩にて約2分という好立地の宿です。公式サイトの紹介では「ユニバーサルツーリズムをテーマに、日本人も外国人も、こどもたち、おじいちゃん、おばあちゃんも。お体が不自由な方でも家族で泊まれる安心のホテルです。」とうたわれており、家族全員での利用を前提にした設計であることが伝わってきます。
プランは「501(ロフト付ペントハウス)」で20,690円。洗濯機・電子レンジ・冷蔵庫が備わり、専用キッチンも室内にあります。レビュー数は13件。
高松市中心部にあるので、フェリー乗り場や高松駅への移動もしやすく、豊島への日帰りアート巡りの拠点としても使いやすい場所です。
ベビーベッドを備える「高松裏路地」

高松裏路地の設備一覧には、ほかの宿にはなかなか無い項目があります。ベビーベッドです。
乳児連れの旅行だと、ベビーベッドの有無だけで持ち物の量がまったく変わってきます。折りたたみベッドを自分たちで運ぶ手間を考えると、これは地味に大きな違いです。インターネット接続(無線LAN形式)や湯沸かしポットも備わっており、部屋で過ごす時間の快適さにも配慮がうかがえます。
高松駅・高松築港からは徒歩で約16分、車で約5分。瓦町駅からは徒歩で約9分の立地です。
セルフチェックインで気を遣わずに過ごせる「グランドベース高松」

グランドベース高松は、ことでん琴平線に乗車後、徒歩1分という立地にあるアパートメントタイプの宿です。公式サイトの案内では「フロントは無人運営のため、フロントに設置されたタブレット端末にてセルフチェックインを行っていただきます。」と説明されており、対面でのやり取りが最小限で済むのが特徴です。
小さな子どもが機嫌を崩しがちなチェックインの時間、周囲に気を遣わずに済むのは地味にありがたい仕組みです。客室は個別空調・加湿器・洗浄機付トイレを完備。さき楽プラン(スタンダードA)は42,800円、最安値の目安は2240円からです。レビュー数は7件でした。
商店街を徒歩で散策できる立地なので、年末年始の買い出しや食事場所探しにも困りにくい場所です。
年末年始の豊島・高松、予約とアクセスの勘所
- 豊島の3軒はいずれも一戸建て・独立型の客室が中心で、部屋数自体が少ない宿です。年末年始に候補を1軒に絞らず、複数軒を並行してチェックしておくと安心です。
- 高松市内の3軒は、いずれも駅やことでん沿線に近く、フェリー乗り場や高松空港への移動がしやすい立地です。豊島側が埋まっていた場合の代替候補として検討する価値があります。
- ホテル聚のように部屋タイプが細かく分かれている宿では、寝具の組み合わせ(シングルベッド2台/キングベッド1台など)を事前に確認しておくと、子どもの年齢に合わせやすくなります。
- 価格は施設によって幅があります。最安値の目安だけでなく、実際に選ぶプランの合計金額まで確認してから予約するのが確実です。
年末年始は繁忙期にあたるため、上記の価格や部屋タイプは変動することがあります。予約サイトで最新の空室状況を確認してください。
まとめ
豊島は宿の数こそ多くありませんが、キッチン付きの一戸建てや古民家改築の宿など、子連れで自炊しながら過ごせる選択肢があります。予約が難しいときは、瓦町駅周辺やセルフチェックイン型の宿がそろう高松市内を拠点にする手もあります。
正直、年末年始の豊島は選べる宿が限られているぶん、決断は早いほうがいいと思います。まずは気になった宿の空室状況から確認してみてください。
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